アフィリエイトに9年取り組んだにも関わらず、大した成果を出せない管理人にも多少は稼いでくれるサイトがある。仮にサイトAとする。

このサイトAは2014年の6月ごろ起ち上げ、同年8月ごろおおよそ完成し、それ以来ほったらかしであった。にも関わらずサイトAは2015年に36万円稼いでくれた。

そこで、手を加え2016年は少しでも報酬を増やそうとしたところ、スマホからの閲覧ができない状態であることに、開設してから初めて気が付いた。

スマホから見ようとすると、サーバーエラーが表示された

サイトAはいわゆるニッチ分野を扱っており、この商品をアフィリエイトしている人は少ない。ところが管理人はたまたまその商品を実際に買って使用していたので、アフィリエイトをしてみた。ライバルが不在だったのが功を奏し、商品名で検索すると8位程度を常にキープしている。

8位で売り上げが上がるのか？と、お思いの方も多いだろう。実はこの商品は海外製で、商品名で検索すると、1位は公式サイトで、2位に日本語のレビューサイト。3位、4位、5位、6位、7位は英語で作られた海外のレビューサイトが並ぶ。公式サイトを除けば、日本語では管理人のサイトAが実質2位という好位置である。

そこで、このサイトの売り上げ増を目論み、記事を一つ追加し、スマホで表示されるか確かめたところ、表示されない。冷汗が出た。開設以来、サイト設定は変更していないので、スマホではずっと表示されなかったことになる。そこでスマホを使って「商品名」で検索したら、PCだと1ページ目に表示されるサイトが見事に除外されていた。

タブレットとスマホの検索結果は違っていた

管理人はスマホとタブレットの両方を持っているが、タブレットの方が大きくて使い勝手がいいのを理由に、レイアウトの確認はもっぱらタブレットで行っていた。また、検索結果の確認もタブレッドから行い、スマホで行うことはなかった。つまりタブレットでチェックすれば、スマホでチェックすることは必要ないと思い込んでいたのた。

今回の失敗で以下のことが分かった。

パソコンでの検索結果と、スマホでの検索結果は違う。

パソコンで検索すると、パソコン画面で見るのに最適化されたサイトしか表示されず、スマホで検索すると、スマホ画面で見るのに最適化されたサイトしか表示されない。サイトAはスマホ用に最適化されていなかったので、スマホでの検索結果から除外されていたのだ。しかし、サイトAはこれでよく実質2位の位置に一年以上も居座ることが出来たなと思う。

さっそく、スマホでも閲覧できるように、サイト設定をし直しアップロード。グーグル先生が認識してくれるのには数週間必要だろう。これがPCサイトの検索結果にも良い影響を与えてくれることを願う。

スマホ非表示サイトがなぜ検索上位に居座ることが出来たか

蛇足だが、なぜ、スマホから閲覧できなかったサイトが、ほったらかしで検索上位に居続けることができたのか考察したい。

１、一つ目は圧倒的なライバル不在状態が続いた。これが最大のラッキー要素だろう。

２、使用ドメインが強かった。一般サーバーの契約時に、初期に登録するドメインとして普通に登録したドメインが実は中古だったのだ。しかも初期登録から相当年数が経っており、被リンクもそこそこあったようだ。

３、訪れたユーザーの滞在時間が長かった。つまり、ユーザーがじっくり読み、何ページも読んでくれたのだ。これがグーグル先生の高評価につながったかのかもしれない。この製品は海外製で、日本語のレビューは当時存在しなかった。参考となる日本語のサイトがなく、自分で調べ、どうやって買ったか、使った感想など。全てを自分の言葉で書いた。これが最良のSEOになったのかも知れない。ちなみに、一日の平均アクセスは15～20程度で、年間36万の売り上げは多いのか少ないのか分からないが、一年間ほったらかしだったことを考えれば上々だろう。

こんなサイトが10個あれば年間350万となるが、同じ手法でサイトを作っても検索結果の上位に表示されるとは限らない。「シンプルショッピングアフィリエイトを読んだら、LUREAが理解できた」の記事中でも書いたが、素人はSEOなど考えない方がいいのかも知れない。

ちなみにサイトAはWebサイト作成ツール「SIRIUS（シリウス）」を使用して作成している。